ツアーレポート
2008年の年末年始にかけてスキー発祥の地オーストリアのインスブルグへ行ってきました。成田からフランクフルト経由でインスブルックへ到着。やっぱりきれいな街ですね。歴史の深い街インスブルック・・・素敵な街です。
一日目はノルトパークにすべりにいきました。王宮の横から最新式ケーブルカーで上がれるんです。
パークも小さいけどいい感じ・・。
ピークはかなり急な斜面で降ってたら最高なんでしょうね~。今回クラスト気味で、かなり前のパウダーって感じでした。
ゲレンデからケーブルカーで旧市街へ戻ると、ハッピーニューイヤーもまじかってこともあって今日はお祭りをやってまして、人でごった返し・・・
みんなで帰りにビールを一杯・・・
お祭りをちょっと体験してかえりました。山と街がこんなにきれいなに融合している街は初めてです・・・。
2日目はSNOWBOMING(スノーボミング)というイベントの本家のマイヤーホーフェンからSPCを過去やっていた、ヒンタートゥックスに行ってきました。電車で1時間バス40分というちょっとした小旅行。
ヒンタートゥックスは7年前ぐらい前、世界のプロが集まって超でかいキッカーなんかがあったサマーキャンプでSPCっていうのがあったところで、夏でも滑れるという氷河のゲレンデです。ベターパークも結構いい感じでよさげかなと思っていってみましたがクローズでした・・・。
ピークで写真(後ろの山はイタリアです。)
ヒンタートゥックスからインスブルグに帰ってきて、カウントダウンへ。(アンナ記念塔)
凱旋門
王宮前で・・
この日はカウントダウンなので、一日目に行ったノルトパークでカウントダウン花火が打ち上げられカウントダウンイベントが行われるってことで、いざゲレンデへ・・・・
街のど真ん中の王宮の横からケーブルカーでいくんですけど、行ってみたら、ゼーグルーベまではもう人が一杯であげてもらえず・・・。あきらめて途中のハンガブーグってとこまでは乗せてもらえたので、そこでカウントダウンをすることに・・・。(金曜の夜なんかはこの夜景をみならが滑走できるんです。)
街でも誰でも打ち上げ花火が買えるらしく30m~50mぐらいはあがる大きな打ち上げ花火のセットを10人に1人ぐらいの人がもってあるいてるんです。(日本じゃ明らかに販売中止ものです)
だから至ところで個人で花火を打ち上げていて、街全体で個人の花火が1000箇所以上で同時にあがって超きれいで、感動しました。(山から見えるぐらいだから相当大きな花火です。ノルトパークでの花火、ぶれました・・・)
しばらくするとドナウ川のワルツが流れだして、若い人も年配の人もワルツを踊りだして、このツアーのゆかちゃんと、かなちゃん、やまちゃんが一緒になって踊ってました。ワルツも勉強しておけばよかったですね。さすがオーストリア・・音楽の国、最高の体験のできた、カウントダウンでした。
元旦はパッチャーコーフェルという1964年にオリンピックで、ジャイアントスラロームを開催したところに行きました。ロープウェイが古くって、かなりの歴史を感じました。1920年ごろからあったみたいで、その後リノベイトされて現在に至ってるみたい(今でも20年前ぐらいのロープウェイです)ちょっと雪がふったんですけど、実際の積雪は5cmもない感じで、ほとんど硬いバーン・・・。カービーング レッスン中心に滑走しました。
4日目は3日すべったのでオフ日にして観光へ・・・ 多数決の結果、REDBULLとモーツアルト、そしてサウンドオブミュージックの舞台でもあり元ガンバの宮本恒靖の所属していたレッドブルザルツブルグのある街、 ザルツブルグへ・・旧市街が世界遺産なんです。
ザルツブルグへは255km。ECって電車で2時間。電車がまさにミッションインポッシブルの世界・・・気分はもうイーサンハントになっちゃいます。ちょうど2時間後に到着。駅についてタクシーで5分ぐらいで世界遺産の旧市街へ・・・まずモーツアルト像がお出迎えしてくれます。
その後、大聖堂の中へ・・・。芸術のにおいがプンプンです。昔モーツアルトも弾いてたらしい・・・カラヤンの葬儀もここで行われたそうです・・・。
次にホーエンザルツブルグ城塞を見学・・・。ケーブルカーで200mぐらい上に上がると巨大な城塞が広がっています
この城塞の中のホールで室内楽コンサートが開かれるみたいで、記念にそこに座ってみました。
ホーエンザルツブルグ城塞を降りたところで、昔の貴族の服を着れる写真屋が(日本でいう体験舞妓みたいな)あったので、みんなで着替えてやりましょうってことになりました。オーストリアは舞踏会の国で、社交界デビューする人たちをデビュタントと呼ぶそうで、みんなで社交界デビューしちゃいました。
できあがった写真がこんな感じ・・・14ユーロ
こちらは大司教の宮殿の中で、絵的にフランダースの犬のルーベンスの絵の雰囲気だったので、パトラッシュとか言いながら一枚・・・。
やっぱ世界遺産だけあって素敵です。
その後はモーツアルトの生家へいってみましたが、思いのほか近代的。昔のピアノなのかそれを再現したものなのか?
これがモーツアルトの生家です。
旧市街からでたところにホテルザッハー・・・ここは日本でも有名なザッハートルテ(チョコレートケーキ)のオリジナルのホテル・・・。
とりあえずオリジナルを買いに行こうってことで、ホテルザッハーへ・・・格式高い5星のホテルです。ザッハートルテを眺めるユッキーさん
本物(ホテルザッハーのザッハートルテは杏のジャムが入っているんです)帰りも遅くなるで、これで一旦終了し、電車でまたインスブルグへ向かいました。
食堂車がかなり調子よさそうだったので、食堂車に座って・・・世界の車窓から気分、食堂車もかなりちゃんとしたレストランの雰囲気です。食堂車って移動のうちに食事も済ませられるという画期的なもの・・・新幹線の食堂車とはなんか違う・・・気分は再びイーサンハント・・・。そんな感じで、舞踏会デビューのアクティビティ DAYは終了しました。
5日目はシュトゥーバイ氷河スキー場へ行ってきました。
3333mの氷河でこれまた1年中滑れるんです。ゴンドラが3回で1750mから一気に3333mへ・・・。壮大なスケールのゲレンデでヨーロッパNO1のロングな滑走のできるゲレンデだそうです。
ちょっとのトラバースでこんなオフピステ・・・ ヘリスキーのようなバーンです。
雪がしばらく降ってなかったので残念ですけど、パウダーも残ってはいました。
ゲレンデのザッハートルテ
パークもちゃんとしたのがあっていいゲレンデです。
そういえば昨日今日とで、ワールドカップのラージヒルをインスブルッグのスキージャンプ台でやっていて、葛西選手も飛んでいました。(テレビみたときは4位でした。)スキー場に行ってるので、見にいけなかったのですが、駅ではオーストリアやフィンランドとかの国旗を持った応援団の人たちを一杯見かけました。このジャンプで、1月31日はAIR&STYLEをやるんです。
シュトゥーバイもイタリア近辺でちょっと遠いので、6日目は近場のアクサマーリーツムへ行きました。コンパクトなゲレンデですけど、ピークは2340m。これまたどこでもオフピステ状態のゲレンデ・・・こんな壮大なのに、人が少ない・・・
ちょっとハイクして残りパウダーを・・・
滑るラインとカメラのアングルを打ち合わせをして、いざヨーロッパ オフピステラン
稜線つだいに少しハイクをしてドロップポイントまで・・・(キッシー)
かなちゃんを先頭にみんなドロップ。最後は佐藤涼子ちゃん。多分1週間以上降ってなかったけど、パウダー残っていました。
お昼を食べてから、パークも楽しんで帰りました。(はなくん)
ゆかちゃん
今回滞在6日間で、5日滑走 1日ザルツブルグ観光。5ゲレンデをすべることができて、(インスブルグの9ゲレンデ全部はいけませんでしたけど)、かなり内容の濃いものとなりました。やはりヨーロッパは地形と景色がやばい・・・。ちょっと行けばオフピステ・・・地形がわかってなければ簡単に死ねそうです。それにインスブルグは歴史の街で小パリって感じで、こんな素敵な街とスノーボードができる町って他にない気がします。
本当に時間が少なくって・・ノルトパークのナイトロパークのスーパーパイプが滑れなかったし、スワロフスキー本社もいけなかったし、インスブルグのボブスレーもやりたかったし、AIR&STYLEのジャンプも見に行きたかったし・・・。ホテルザッハーでザッハートルテも食べたかったし、オペラも見たかったし・・・。
と心残りはたくさんありますが、今回のツアーは相当充実したツアーになりました。